子どもにとって食べることは、身体の発育だけでなく、情緒面の発達にも影響を与えます。乳幼児期は特に日々の活動も激しく、からだが小さくても多くの栄養を必要とします。
そこで保育園給食では栄養のバランスを考えるとともに、マナーの習得や楽しく食事ができるようにいろいろな配慮をしています。
給食の目標
- 食物に対する関心を高め、食べる意欲を育てる。
- 食を通して自分の体を守る力を伸ばせるように働きかける。
- 皆で楽しく食事をして、望ましいマナーを身につける。
保育園給食について
- 給食は「昼食+おやつ」を基本とし、延長保育が必要な子どもには補食・夕食を提供します。おやつは手作りおやつを基本とします。
- 乳幼児は咀しゃくや消化吸収、代謝機能が未熟なので、発育段階にあわせて給食を行います。離乳食は5~6か月(初期)、7~8か月(中期)、9~11か月(後期)、12~18か月(完了)を目安にしています。
- 保育園における給与栄養量の割合は、一日の給与栄養目標量のうち乳児は50%、幼児は40%を目標としています。
- 新鮮な季節の食材を使い、素材の味を生かすため薄味にしています。
- 乳幼児期は細菌感染に対する抵抗力が弱いので、衛生管理には十分注意をしています。
- 乳幼児の食事時間は30分を目安としています。
給食と家庭の食事
食事時間はできるだけ規則正しくとることが大切です。家庭の食事もバランスの良い物を工夫しましょう。
特に、朝食は1日の生活リズムを作り意欲的に遊ぶための活動源となりますので、しっかり取るようにしましょう。